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AI研修の費用相場(法人向け)— 形式・時間で変わる金額と選び方

法人向けのAI研修の費用は、「1人いくら」と一つの数字で言い切れるものではありません。2026年10月20日時点で、研修会社の料金ページから金額を確認できたものだけでも、1人あたり1万4,300円から120万円(いずれも税込)まで開きがあります。

差が出るのは、研修の形式・時間・人数(料金の数え方)の3つです。この記事では、確認できた公開価格を形式別に並べ、AI研修の費用相場をどう読むか、どう選ぶかをまとめます。各社の優劣を比べる記事ではありません。

AI研修の費用を左右する3つの要素

形式

  • eラーニング — 録画を各自で見る形式。費用は低めですが、その場で質問はできません。
  • 公開講座 — 研修会社が開く講座に、他社の受講者と一緒に1名から参加する形式。会場型とライブのオンライン型があります。
  • 企業向けの研修・伴走 — 自社の社員だけで受ける形式。研修のあとに個別の相談や実践の時間を組み合わせるものもあります。

時間

同じ形式でも、2時間の入門と、15〜30時間かけて業務に使えるところまで進める研修では、金額が大きく変わります。助成金を使う場合、事業展開等リスキリング支援コースは訓練時間10時間以上が条件です(厚生労働省、2026年10月20日時点)。

人数と料金の数え方

料金が「1名あたり」の研修と、「1社あたり(貸切)」の研修があります。1社料金の研修は、受講する人数が増えるほど1人あたりの額が下がります。比べるときは、自社で受ける人数に直してから見てください。

形式別に見るAI研修の費用相場(公開価格の例)

以下は、2026年10月20日に各社の料金ページで確認した公開価格です。価格は変わることがあるため、申し込む前に必ず各社のページで最新の金額を確かめてください。並び順に優劣の意味はありません。

eラーニング・公開講座(1名から申し込めるもの)

提供元・コース 形式 時間 価格(1名・税込)
トレノケート「生成AI概論」 eラーニング 2時間15分 17,600円
トレノケート「生成AI総合講座」 eラーニング(受講期間3か月) 標準6時間30分 67,100円
トレノケート「ChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用」 ライブのオンライン(公開講座) 1日(13:00〜17:30) 33,000円
インソース 生成AI関連の公開講座(約90講座・会員価格) 主にオンライン、一部は会場 半日〜5日間 14,300円〜201,600円。半日〜1日の講座は1万円台後半〜5万円台が中心
アイデジ「生成AIビジネス活用研修」 ライブのオンライン 3日間・15時間 264,000円(ページに助成金の対象外と明記)

企業向け(1名単位の料金)

提供元・コース 形式 時間 価格(1名)
クラウドワークス アカデミー「AI活用研修」 訪問(対面2日)+オンライン 計10時間 176,000円(税込)
ネクストスケール「法人向けAI研修」 ライブ研修+動画学習+実践ミーティング ライブ研修は合計11時間、期間6か月 400,000円(税込)
.Pro「AI BUSINESS」 ライブのオンライン 12時間 定価330,000円(税込)。3名から
Uravation「法人向け生成AI研修」 実務のハンズオン 標準12時間/ライト6時間 標準400,000円・ライト200,000円(いずれも税別。税込では440,000円・220,000円)。標準は10名以上・15名以上で単価の割引あり
GENAI「AI業務変革パッケージ」「AI組織実装パッケージ」 完全オンライン 20時間/30時間 800,000円/1,200,000円(税込)。3名から

企業向け(1社単位の料金)

提供元・コース 形式 時間 価格
ホリエモンAI学校「2Days Camp 法人貸切」 同時双方向のオンライン 16時間(8時間×2日) 1社1,100,000円(税込)。3〜30名

時間と形式で見た費用の幅

上の公開価格を、形式と時間でまとめるとおおよそ次のとおりです(税込・1人あたり。2026年10月20日時点で確認できた範囲)。

形式・時間 1人あたりの公開価格
eラーニング(2〜6.5時間) 1万7,600円〜6万7,100円
公開講座(半日) 1万4,300円〜6万6,000円
公開講座(1日・ライブのオンライン) 3万3,000円前後(トレノケート)。インソースの半日〜1日の講座は1万円台後半〜5万円台が中心
ライブ研修(10時間) 17万6,000円
ライブ研修(3日間・15時間・公開講座) 26万4,000円
企業向けのライブ研修(11〜12時間) 33万円〜44万円
伴走型のパッケージ(20〜30時間) 80万円〜120万円

1社料金の場合は、人数で割ると1人あたりの額が見えてきます。たとえば1社110万円(税込)の研修は、10名で受ければ1人11万円、20名なら1人5万5,000円です。

研修会社が自社のサイトで示している「相場」は、販売する側の目安で、第三者がまとめた統計ではありません。費用を比べるときは、相場の数字より、自社の人数・時間・形式に直した金額で比べるほうが判断を誤りにくくなります。

助成金を前提に費用を考えるときの注意

AI研修の費用は、厚生労働省の人材開発支援助成金で一部が助成される場合があります。ただし、次の点に注意してください(いずれも厚生労働省の資料、2026年10月20日時点)。

  • 対象になるかは、研修会社ではなく労働局の審査で決まります。 研修会社のページにある「助成適用後の負担額」は、その会社の試算です。
  • 研修費は、いったん全額を事業主が支払います。 助成金は支給申請と審査のあとに受け取る形です。
  • 2026年8月3日以降に出す計画届では、汎用的なプロンプトの作り方だけを学ぶ研修は対象外です。 受講者の業務にそのまま使う内容かどうかが問われます。
  • 「実質無料」をうたう勧誘は不適正だと、厚生労働省が注意を呼びかけています。

助成金の条件と申請の流れは、別の記事「DX研修・AI研修の助成金(人材開発支援助成金)の対象・条件・申請の流れ【2026年度】」にまとめています。

法人向けAI研修の選び方 — 金額以外に確かめること

金額だけで選ぶと、受けたあとに業務で使われないまま終わることがあります。見積もりを比べるときは、次の点もあわせて確かめてください。

  1. 受講者の業務に合わせた内容か — 自社の文書・メール・業務の例を使って練習できるか。助成金を使う場合は、この点がそのまま審査の観点にも関わります。
  2. 時間と形式 — ライブで質問できるか、録画で各自が進めるか。助成金を使うなら10時間以上か。
  3. 料金の数え方 — 1名単位か1社単位か。最低人数の条件はあるか。
  4. 税込か税別か — 研修会社によって表示が違います。比べるときはそろえてください。
  5. 研修のあとの支え — 質問の窓口、実践の場、手順書づくりなど、研修後に何が含まれているか。
  6. 社内ルールの扱い — 入力してはいけない情報など、生成AIの社内ルールを研修の中で扱うか。

見積もりを依頼するときに伝えるとよいこと

  • 受講する人数と、その人たちの部署・主な業務
  • AIで楽にしたい業務の例(議事録、提案書、問い合わせ対応など)
  • 希望する形式(会場・オンライン)と、使える時間
  • 助成金を使うつもりがあるか
  • 社内で使えるAIサービス(すでに契約しているものがあるか)

これらを最初に伝えると、研修会社から出てくる見積もりの前提がそろい、比べやすくなります。

Texera のAI研修の料金

Texera のAI研修は1社単位の料金です。金額はサイトには載せず、研修の資料でご案内しています。自社の人数と業務をうかがってお見積もりしますので、まずはご相談ください。体系プログラムは助成金の対象になる場合があります。

参考

(いずれも2026年10月20日に確認)